医療保険の中には一生涯の保障が付く終身タイプがあります。
また、保険料も一生上がらないため、老後の生活への不安も軽減されることでしょう。
更新がないため将来的の見通しもしやすいです。
終身タイプにも掛け捨て型と貯蓄型があり、多くの人は負担が少ないかつシンプルな掛け捨てを選んでいます。
魅力的なメリットが多い保険ですがいくつかのリスクも存在します。
まず、遠い将来に保険料がもっと安くなるかもしれないことです。
終身タイプは加入直後は保険料が高くかかり、そのまま20年以上経過すれば結果的に割安となります。
日本では死亡率が年々低下しているため、保険料が安い保険が出てくる可能性もあります。
その場合、過去に支払った保険料が割高になってしまいます。
また、民間の医療保険が誕生したのは自由化した2001年からです。
過去の保険の中には保障内容が薄いものもあります。
近い将来に保障内容がより優れたタイプが登場した場合、現在のタイプが上手く機能しなくなるリスクもあるのです。
保険料が他と比べて安いからと安易に加入するのはくれぐれも避けましょう。
安いということは保障内容はそれなりということです。
老後も安心ではなく、万が一の時と割り切って加入するほうが適しています。